♪すば〜らしい朝が来た〜 |
9月になってもまだまだ暑い日でした。
今回の講習の中でもで楽しみにしていた人も多かったのではないかと思われる長鎌の
実演講習。
私も買ったはいいが長鎌を振る場所も振り方も判らず長鎌を見つめてはため息ばかり
つく日々でした。(゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ!
今回の実演は7月の自然農塾で講義をされた自然農法センターの中川原先生が
シャロムヒュッテで研ぎ方から長鎌の振り方までを教えてくださるとの事。
振りましたい気持ちを押さえまずは砥石での研ぎ方から。
鎌の刃は2枚構造、切る部分の鋼と鋼を守り鎌全体を形作る地金。
砥石には荒砥、中砥、仕上げ砥の3種類があり刃の状態によって荒砥→中砥、
中砥石→仕上げ砥と使う。
図のように刃に対して水平に押すように研ぎ、刃の裏側にめくれ(かえり)が出来るまで行う。
めくれが出来たら裏側を仕上げ砥で研ぎ落とし仕上げる。
文章と汚い図じゃよく判らないという方はyoutubeに動画をアップしましたので
そちらで確認してみてください。
→長鎌の研ぎ方① →長鎌の研ぎ方② →長鎌の研ぎ方③ →砥石による違い
一生懸命研いでます |
一生懸命振ってます |
皆さんが研ぎ終わったら早速
シャロムの前の牧草地で大振
り大会となりました。
これ、何も知らない方が見た
らちょっと異様な光景かもし
れません。
長鎌の振り方ですがバカボンのレレレのおじさんのホウキの振り方、もしくは
ゴルフのバンカーから打ち出す振り方。
これもちょっと言葉では表しにくいのでこれもビデオを見てください。
(別に手抜きではありませんよ)
右手に注目!鎌の重さだけで振ります |
受講した皆さんも振り方をマスター
出来ました。
忙しい中、指導して頂きました
中川原先生に感謝致します。
絵になるので加工してみました |
続いて竹さんによる自家採種講座
発芽する種か否かの判断方法は2種類ある。
風で飛ばす”風選”と水での浮き沈みで調べる”水選”がある。
風選とは以前に小麦で選別した際に使ったが、今回は水に浮くか浮かないかによって。
通常は水に沈むものを選ぶが西洋カボチャに限っては水に浮く物を選ぶ。種が大きいので浮力が付くため。
また水選で乾かした種でも乾かすと中味がスカスカのものもあるため注意する事。
春菊はもともとオランダの観賞用に花で日本に輸入されているのは古い種のようです。
どおりで芽が出ないはずですね。(私の畑は全滅でした 涙)
種採りに気をつける事
1;病気が無い事
病気があると種子伝染するする。食べるに関しては大丈夫
2;収穫物の形や枝振りの良い物
人参の場合、薹が立つも(とうが立つ)のが遅いものを選ぶ。
花咲も遅く収穫しやすい。
白菜・キャベツは結球するするものを選ぶ。
遺伝させたい特徴のある作物の種を採って行く。
3;おいしいものを採る
おいしい物は弱かったり蒔いても実にならない物も多いので
そこそこ実になって美味しいものを採る。
また種取りは毎年ではなく3年に1回程度で良い。
さらに天候も良く収穫が多かった年よりも天候が悪く収穫も悪かった年
の種の方が生命力の強い種である可能性が強い。
買って来た種も2、3年の間、種を採り続ける事でその土地に合った種に
変わっていく。
変わっていく。
トマトのゼリーが付いたままでは発芽しない。ゼリーは発芽抑制成分が
含まれている。
瓶やビニール袋に酸素に触れないように水につけないようにゼリーがつい
たまま入れ、陽に当てると1〜2日で発酵状態になる。
2層に別れたら種を採る。
含まれている。
瓶やビニール袋に酸素に触れないように水につけないようにゼリーがつい
たまま入れ、陽に当てると1〜2日で発酵状態になる。
2層に別れたら種を採る。
必ず発酵させる事、しないとカビが生える場合がある。
スプーンの柄など使ってかき出す |
空気を入れないように |
→キュウリの種の採り方 (切るところのみ)
ゼリーを分離させてから水に浮く種を外していく。これを何度も繰り返す。
沈んで残った種をザルで水を切り、新聞紙の上に置いた状態で太陽光で乾かす。
ピーマンや獅子唐は採ったものがしなしなになった状態で種取りを行う。
ヘタの部分を回し切り、種を手で抜き取る。
辛いものは手袋にピンセットさらに目をガードするゴーグルを使用。
でないと大変な事になるそうです。(; ̄Д ̄)恐ろしい!
後はキュウリと同じように水に沈んだ種を新聞紙の上で乾かす。
〜〜〜〜〜〜
生育も順調そうで来月の稲刈りが楽しみですね。
あまりにも暑かった今回の講座。田んぼの帰り道こんなこともありました。
おいち〜ぃ |
みんなでソフトクリームを食べた事も楽しい思い出ですね。
以上、9月の2日目のレポートでした。 平藤