2011/10/16

あずみの自然農塾10月・2日目


夜中に降り続いた雨も朝になったらやんで、澄み切った秋晴れになりました。
天気が私たちに見方してくれている!そう思わずにはいられない。

神様のわらじのような雲も!!

まず午前中は越冬野菜の種まきを学びました。越冬野菜は、オクラやトウモロコシや
キュウリなど夏野菜がよく育ったところをそのまま支柱として利用して、蒔くといいそうです。
まずはソラマメですが、トウモロコシの株もとの草を刈り、30センチ間隔に2、3粒づつ蒔く。
















一般的にソラマメの種まきは、お歯黒部分を下向きにしますが、竹さん方式ではサヤに入っている状態で蒔きます。おマメさんもその方が嬉しそう~!
























次にキュウリの支柱をそのまま利用して、エンドウの種まきです。エンドウは真上に上っていきます。麦と一緒に蒔くといいそうです。麦にエンドウの蔓がからまり掴まりながら上っていくそうです。
エンドウも大麦も6粒づつ丸く蒔きます。30センチ間隔。

竹さんのまめ知識によるとエンドウ豆は炎(ほのう)の豆とも言われているそうです。
昔は焼き畑の南斜面の温かい場所によく蒔かれたそうです。へぇ~そうなんだ~。


それから越冬レタスの苗床づくりを学びました


まずは鎌で草刈り→表面1センチを鍬で、緑を取り除き、根切りをしっかりします。
そして種を上から均等にばらまきます。
あとはひいた草を敷いて、春を待ちます。う~ん、待ち遠しい。




今回はヨーロッパのレタスミックス。
チコリなど。

























































次は小麦(あおば)の種まきです。
皆で1列になって草を刈っています。圧巻です。よく見ると我が家の三男はトンボを追いかけています。





3本の蒔き溝を作ります。ひもを使うと真っ直ぐ!一カ所に10粒づつ足幅間隔で蒔いていき、足で土をかけ踏みながら進んでいきます。


















ひいた草を敷いて終わり。来年の受講生がたわわに実った麦の穂を刈れるといいな!



ブランチは天気もよいので皆で外で自然農法談義に花を咲かせながら食べました。
自然農に惹かれる人は、この世は無為自然、説明がつかないわからない事だらけ、ならばあるがまま!と気づいた人達だから、こんなにも面白いのだと納得。竹さんをはじめ皆さん面白いばかり。楽しい仲間達に参加出来てとても幸せを感じました。
商業ベースではなく、自給自足の為に、自然の生態系を崩すことなく農業に携わっていけたらいいな~と思った昼下がりでした。





休憩時に具さんの育てたおばけズッキーニの種取り。まりちゃん達が手伝ってくれていました。良い仲間だわ!




午後は蕎麦の脱穀と選別を学びました。
蕎麦は一斉に実がならないので、暫くしま立てして干してよく乾燥させる。






今回は原始的に棒で叩いて脱穀。それをふるいにかけます。


手蓑を使って細かいゴミを飛ばしながら、実を選り分けます。



蕎麦って三角でいろんな形で愛おしい














これだけ収穫できました!
食べるのが楽しみですね♪




小豆やアマランサスも同様にして脱穀→選別します。






















残りの時間はみんなの畑です。みんなで植えた野沢菜もびっしり成長してました。間引き菜は美味しくいただきました~!
我が家コーナーも大根、白菜、のらぼう菜が元気に育ってました。嬉しい!







































ぐっさんの軽トラに乗るのが楽しみな子達(まりちゃんも?私も?)

いつもありがとうございます。

皆様、11月は息子の歌運動会の為、母子は残念ながら参加出来ませんが、どうぞ父親をご指導下さい。宜しくお願い致します。





安曇野の秋の味覚。竹さんの大家さんのリンゴ。シャロムの栗。野沢菜間引き菜。トマトと小豆とからし菜は頂き物。
その他の大根、白菜、のらぼう菜、スズナ、ニラ、シソは自分たちの場所に生えていてくれた自然の恵み。感謝。

草とともに育った野菜達。そのたくましさは味の濃さでも現れています。自分たちの蒔いた種が実を結ぶ。
こんなに素敵なギフトはありません!命の循環。本当に自然農の畑はいいですね。

レポート 平藤