11月の自然農塾はあいにくの雨。
初日は、蕎麦の製粉と蕎麦打ちの体験です。
蕎麦好きの自分としては、とても楽しみにしていました。
まずはシャロムの玄関前で石臼挽き。
石臼で製粉することの利点は、挽く際の発熱を最小限にできることだそうです。
●臼を回す手と蕎麦を穴に落としていく手が合わず、大変そうです。
臼の回転数が高いほど粗く挽け、反対に、低いほど細かく挽くことができます。
回転方向は・・・反時計回り。時計回りに回してしまうと、挽いた粉が内側へ入っていってしまうのです。
挽いたそば粉に蕎麦のカラが入れば入るほど、黒っぽい蕎麦になります。
ちなみに蕎麦もお米と同様、カラ付きのまま1~2月まで置いておくと熟成し、とてもおいしくなるそうです(ただ、香りは徐々に落ちていく)。
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『岩澤信夫』さんという方が提唱している、“不耕起&冬季湛水”の田んぼの取り組みを特集した番組を皆で鑑賞しました。
冬の間も田に水が張ってあり、そこに鳥が集う風景はとても美しく感じました。不耕起栽培を続けることによる土壌の変化は目を見張るものがありますね。
“不耕起&冬季湛水”についての竹内さんのコメントとして、「土壌の状態は良くなってくるが、そのうち沼化して水生の草が居ついてしまうようになる事もある」とのこと。
「このやり方でいい。これがベスト。」ではなく、「その時その時の最善の関わり方を観察し続ける事が重要」という竹内さんの言葉に、改めて田畑への向き合い方を考えさせられました。
さて、鑑賞会の後はおなじみの温泉へ行き、いよいよ蕎麦打ちです。
おいしい蕎麦は『挽きたて・茹でたて・打ちたて』。
はやる気持ちを抑えて『おそば ふじもり』へ。
蕎麦屋の店主・・・といえば、いかめしい面のオヤジを想像していましたが、店主ご夫妻は笑顔が本当に素敵なお2人でした。
藤森さんから手取り足取り教えてもらいながら、『こねて・伸ばして・切って』を体験させて頂きました。詳しい蕎麦の打ち方は竹内さんのブログをご覧ください!
●水加減に注意しながらこねて・・・
●穴が開かないように伸ばして・・・
●大きな蕎麦切り包丁はなかなか難しいものです。
皆で協力して(責任を分散させて)、よってたかって取り掛かること2時間!
なお、職人さんは20分程度で全工程を済ますとのこと・・・(苦笑)。
家庭の鍋では到底無理ですね・・・。
次から次へと茹でられる蕎麦が、運ばれる先からアレヨアレヨという間に無くなっていきます。
『蕎麦で満腹になる』
男の夢がまた1つ叶いました・・・。
●職人の後姿は美しい。
なので、茹でる時間は何と20秒!
こんな大釜で一度に2~3人前(1人前=180g)しか茹でません。
家庭の鍋では到底無理ですね・・・。
次から次へと茹でられる蕎麦が、運ばれる先からアレヨアレヨという間に無くなっていきます。
『蕎麦で満腹になる』
男の夢がまた1つ叶いました・・・。