2012/07/21

あずみの自然農塾7月3日目

あずみの自然農塾 7月・3日目

レポーター:荒木加奈子


7月・3日目はたけさんの畑&自然農法センター畑見学日でした。

朝7時シャロム出発。

美味しいおにぎり食べつつ人の畑に入るときの注意点、たけさんより。
①引率者についていく。単独行動をしない。
②野菜などに勝手に触れない(たばこを吸う方、特に注意)
③人の通った道のとおりに歩く(自然農の畑では特に重要)


★たけさんの畑です★



7反=2100坪 (うち3反は間借、一反8000円/年)

鶏20~30羽 ときおり絞めたり(笑)いただいてきたりで一定ではない。
         うこっけい、アローカナ、ブロスブラウンetc...
         10羽めすに1羽おす→有精卵
         ふみこみ温床に鶏糞を利用





ちなみにこの日、くんたんを焚いていましたが、風でかなりあおられていました。反面教師で風の強い日はくんたんを焚いてはいけない!火事になる危険がある、とのこと。

くんたんは地中海出身などのアルカリ性の土壌つくりにつかう。白菜、レタス、ねぎなどの苗づくり。




・小麦+緑肥+野菜の列がとても美しい。次の年は小麦と野菜の列を入れ替え。
麦は養分を吸う&根が土地を耕してくれる。防風林にもなる。

・やせている土地には豆科。肥えている土地には野菜を植えて養分を吸ってもらう。




・一般的には種取農家と出荷農家は育て方が違うため、別々になっている。

・たけさんの畑では収穫と種取が両立できる。


・種を取るために、混ざり合わない野菜同士をとなりに育てる。トマト×なすなど。




・種取をする際は混ざりがない、育成がよい、実がよいものを選び、三本くらいからたねをとる。



・自然農むきの野菜を見極める際、ひとつのやさいにつき三種類ほど買ってきて比べてみる。


・トマトの誘引は午前10時をすぎてから。朝露でぬれていると折れやすい。
 わき目は根っこと考える。あまり一度にばっさり切らない。二葉残し→一週間後根っこから切る。


・春区画と秋区画、次の年は入れ替えする。


・五年間不興起でやっている畑は2m支柱がなんなく埋まるくらい土がやわらかい。三年耕さずにやってきた土地は耕さないほうがよい。

たけさんの畑の一部を持ち主に返すために五年ぶりに耕した土地は、栄養分が豊か過ぎて野菜がなんでも育ちすぎていた。





・外葉は虫食いがあるが球部分はとってもきれいなキャベツ。甘いやわらかい美味しい!こんなキャベツを育てたいものですね!虫さんは固くて苦くてまずい?部分を食べてくれるとか。虫の周期、栄養分の過多、自然農に不向きの種類など虫食いされる野菜は何か原因がある。


・パジャマ+モーニング+ちょんまげでは育たない(笑)自然農、有機農法、化学肥料栽培をごっちゃまぜにしない。
 自然農の風土、水、栽培の三つのバランス。


すべての場所に愛がたくさん降り注がれた、とても美しい畑でした。

公開していただいたたけさん、ありがとうございます!





次は自然農法センターの見学です。