2012/08/30

あずみの自然農塾8月・2日目

8月の2日目(19日)は、まず最初に田んぼの草取りを行いました。
稲はかなり大きくなっていて、他の草との判別がし易く、前回よりも作業は捗りました。
稲の茎の中には、既に稲穂の赤ちゃんがビッシリと詰まっており、あたかも稲が妊娠しているようでとても感動しました。

次に福岡正信さんの「粘土団子」の作り方を学びました。
福岡正信さんは2008年8月に96歳で他界されましたが、「わら一本の革命」の著者であり、砂漠の緑化等では日本よりは寧ろ世界的に有名な方でした。無為自然の言葉のとおり、「不耕起」「無肥料」「無農薬」「無除草」を実践されました。

『粘土団子』の作り方
用意するもの
・タライ(大)
・トレー
・新聞紙
・水
・種子(普段食べている野菜や果物の種子をよく乾燥させたものや余った種子を30種類以上)
・粘土(田んぼの土や赤土などの粘土。陶芸用の粘土でも可)
①タライにすべての種子を入れ、万遍なく混ぜる。
②次に粘土パウダーをフルイにかけながら入れていく。
③次に水を少しづつ入れながら捏ねていく。ウドンを打つ要領で混ぜるが水を入れすぎないように。(肥料は入れない)
④艶が出てくるまでよく混ぜるが途中で叩いたりして空気を抜くことが大事。
⑤次に直径1㎝くらいの団子に丸める。ひび割れがあった場合は補修するかまたは最初から作り直す。種子が表面に出てこないように団子の中心に押しやるように作る。小さい団子の方が発芽し易い。
⑥トレーに新聞紙を敷き詰めてその上に団子を並べていく。新聞紙は余分な水分を吸ってくれるうえに急な乾燥を防いでくれ、割れにくくなる。
⑦並べ終わったら1週間ほど陰干しにする。時々ひっくり返したり位置を変えて万遍なく乾燥させる。
⑧団子を畑に蒔く時期は、春草が枯れて夏草が出てくる前に行う。団子を蒔いた後は草を刈り、草マルチを施す。

【ワンポイント】
・サルスベリの花が咲いたら白菜の種を蒔く。
・ススキの花が咲いたら秋野菜の種を蒔く。