2012/09/16

あずみの自然農塾9月・2日目


あずみの自然農塾92日目
916日(日)2日目 天気:晴れ
レポーター:Nっちゃん

おはようございます、本日も張切ってまいりましょう。

6:307:30は、みんなの畑自習
7:459:00長鎌(大鎌)講習会:自然農法センター中川原さんが講師
みんなで研ぎ研ぎ

まずは、鎌の刃の研ぎ方を教わり、みんなで実習しました。
鎌は2層構造になっており、地金(本体)の後ろに、薄く鋼(はがね)が焼き付けてあります、その裏にある鋼が表に2mmほど出て来るように丁寧に研いでいきます。この2mmで草を刈っていくわけですね、知らなかった、、。研ぎ石は荒砥(あらと)、中砥(なかと、なかど、ちゅうど)、仕上げ砥( しあげと、しあげど)の3に大別され、荒砥で、ばり、かえり、めくれが出るまで研ぎ、中砥、仕上げ砥で刃先を滑らかに光るように仕上げる。
場所を替え、長鎌(大鎌)を使っての草刈りを実践していきます、観るのとやるのでは大違い、なかなか中川原さんにようにうまく行きませんでした。
持ち方と姿勢は写真を参考にしてください(汗)









 

  鎌は振り回しただけでは、草を倒してしまうだけでうまく刈れません。刃先を常に意識し、刃先で草を捉えるような気持ちで、鎌の重さを利用しつつ草を刈る瞬間に腹筋にチカラを入れ瞬発力で草を刈ります。そうすると長時間作業しても疲労が少なく効率よく草が刈れるとの事でした。長鎌(大鎌)のメリットとしては、腰を曲げずに作業できるので、全体を見渡しながら作業できたり、遠心力で弧を描くように刈るので、その弧の終点に刈取った草が集まり熊手の役割までしてくれる優れもの。

中川原さん、朝早くからありがとうございました!

【ワンポイント&豆知識】
・手だけで研ぐのではなく、体重をかけ水平に。
・研ぎ汁が研磨剤の役目もするので、あまりこまめに水で流さない
・鎌は切れなくなってから研ぐのではなく、常に切れる状態をキープする
(中川原さんは15分〜30分に一回は研ぐとのこと)
・研いだ後は、布でふき水気をとらないと、すぐに錆びてしまいますとの事
(長期使わない場合は、椿、サラダ油などを塗りこみ布を巻いて保存)
・気を抜いた時、疲れたときによく怪我をする。(刃物に指などを押し付けても切れないが、引いた瞬間にぱっくり)
・○谷さんは、小さい鎌での草刈り経験が多く、すぐにこつを掴み、中川原さんより初段認定を受けていました。
・鎌の刃より、草(グラスシードと呼ばれていてガラス質が入っていて鋼よりも硬質)の方が固い。だから草に負けて刃が減ってくる。


9:0010:30 種の自家採取講座



















 ピーマン、トマト、キュウリの種の自家採取を行いました。基本的に共通する部分が多いのでピーマンについて大まかな流れを……。

まずは、どのピーマン君がより美味しく、強い種を繋いでくれるかを見極めます。枝が二股に分かれている場合は、細い枝の実は取ってしまい、太い枝の実を残し完熟させましょう(大地から吸い上げる養分が多く充実する為)。
ピーマンの木に実がなり1ヵ月ほどで赤色、又は黄色になり完熟する。
赤くなったからと安心せず、ピーマンのへたの部分をチェック、この部分が黄色になったら実を取ってよい、その後10日間ほど15℃くらいの温かいところに保管すると、しわしわになりドライ化する。
しわしわになった実をほぐし種を水が入ったボールに取り出す。種の中身が充実し重く水に沈んだもの健康な種である。その選抜された種をザルやボールを利用しながら丁寧に不純物や滑りを取り除く、取り除いたら目の細かいネットに種をいれて振り回し脱水し、布巾で最後までしっかり水気を取ります。
太陽で一日カラっと乾かし、その後一ヵ月直射日光の当らない風通しのよい場所で吊るして干します。完全に乾いたら乾燥剤をいれて冷蔵庫で保管して、種取りの完成です。

【ワンポイント&豆知識】
・植物の遺伝に関する法則のメンデルの法則を学ぶと種取りの勉強になる
・種用の実は霜が降りる前に採れるように逆算して目星をつける。
・種取り用の実はあえて痩せた土地などで育て、その環境でも生き残った、生命力の強い種を繋いで行く。
・トマトの種や葉や茎には、砂漠でも水や栄養をしっかり吸い上げられるように、けばけばな毛が付いています。
・トウガラシの種とりはカプサイシン(辛み成分)が強いので、手袋を使用して行ったほうがよい。またはピンセットなどを使用。
F1のキュウリの種は1粒30円。カボチャは50円。違和感を感じます。
・夏野菜の種取り後の寿命は3年から4年。

たけさん、ぐっさん、生命の不思議に触れさせて頂き、わくわくする講座ありがとうございました!

そして

美味しいブランチ
田んぼの途中経過見学
田んぼ帰りに皆でソフトクリーム
感想会(日差しが強かったので前倒し)
日差しが弱まってからの、みんなの畑作業


時間は流れていきましたとさ。

個人的には種取りが興味深かったです。
頭では固定種、在来種の種を未来に繋いでいく事は必要不可欠な事とは分かっていたが、実際に丁寧な種取りの作業に触れる事ができ目から鱗でした。キュウリ一本から300粒以上の種が採れ…、同じ土地で3年間以上種を選抜しながら繋いでいくと、その土地土地に合った種が固定されていくとは。化学でチカラ技で種を繋いでいくのではなく、今後も大きく変わるであろう自然環境に合わせ種も人間も変化共生していく。
生命や大自然のミステリアスさを少し味わえたように思います。


ありがとう大自然。ありがとう人間