本日の予定
・小麦粉から水餃子を作る準備
・種の自家採種講座(きゅうり、トマト)
・種まき(野沢菜)
・畑の時間
まだまだ暑い9月の安曇野ですが、ひさしぶりにみんなの顔を見ると元気になりますね。
9月は秋冬野菜の種をまくのに大事な季節。これから温度が下がっていくため、ほとんどの野菜は今月中に種をまかないと冬までに成長する時間が取れず、満足に収穫できなくなってしまいます。安曇野では10月には小麦程度しか播けないらしい・・・ みんなの畑でも注意が必要です。
それから竹さんより新刊本2冊の紹介がありました。
農文協 {これならできる!自然菜園} 竹内孝功著
学研野菜だより特別編 {自然農法で野菜づくり}
長年の経験と、3年もの歳月をかけて、我らが先生、竹さんの努力の結晶です!!
竹さん曰く、野良仕事が身についていない人、有機農業の経験のない人も自然にその溝を埋められる内容で、応用範囲が広い・・・そうです。
もう一冊は、私たち第6期生が畑にいる風景がドドーンと表紙になって使われていました。
パーマカルチャー関連の幅広い内容です。
先ずは夜に食べる予定の水餃子の生地を作ります。
シャロムで採れた小麦粉(長野県では中力粉になる)をボールに入れ、塩、水を入れて混ぜ合わせます。固まってきた生地を20分ほどこね、弾力が出てきたら濡れふきんをかけて半日ほどねかしておきます。
続いて種取り講座です。
普段食べている野菜には、トマトなど、ほぼ完熟している野菜と、きゅうり、ピーマンなど未完熟で食べる野菜の2種類がありますが、ほとんどの野菜は完熟(種が取れる状態になる)するまで花が咲いてから40日くらいかかるそうです。
それから自家採種のポイントとして、①病気がない ②おいしい ③丈夫 な株を選んで種を取ること。ただし、往々にして、おいしい・・・ と 丈夫・・・ は反比例するので注意が必要。
先ずきゅうり・・・普段食べているきゅうりの何倍にも大きくなった黄色い完熟したきゅうりを、中心部分のゼリー状の種が溜まってる箇所の上で縦に切り、ゼリーと種をかき出します。このゼリーがあることにより、発芽が抑えられているそうです。袋に種とゼリーを入れて1日ほど置くとゼリーが発酵して水になって種だけを分別できます。
続いてトマト・・・
☆マークがついたら完熟。赤くなってから約1週間追塾させたものを使います。水平に置いたトマトの赤道部分を切り、スプーンの枝で中身をかき出します。こちらも袋に入れて1日ほど発酵させ、分別した種を水に入れて、沈んだものを乾かして種として保存します。
(分別以降の作業は翌日へ・・・)
畑での作業の前に竹さんよりいくつか注意が・・・
・最近は異常気象により、秋が近づいても虫が多く、苗や発芽したての芽が食べられるので、そんなときは多めに種をまいたり、からし菜など虫に強い種類を混ぜてまく等の注意が必要になってくる。
・自然農の野菜は初期生育がゆっくりなので、にんにくなど慣行農法のものより早めに植えないと冬までに根がはらず、大きくなれない。ただし、早く植えすぎて大きくなりすぎたところに霜があたると枯れてしまうので、その辺のバランスが難しい・・・
・大根の種まきは点まき(1箇所に5つくらい)があとあと間引きの手間も少なくやりやすい・・・
ちなみに大根は茎なので、土から出ると青くなる・・・ジャガイモと似ていますね。
それでは皆で畑に向かい、野沢菜の種まきです。
先月蒔いたばかりのそばがすでに白い花を咲かせています!!
そばの生命力、成長の早さにはびっくりですね。
そばの隣の草むら(畑?)にそばと同じ要領で野沢菜の種まきです。
種まきの後、草を刈り、ふんわりと刈り草を戻しておきます。
野沢菜もそばと同様に見事に育ってくれるでしょうか・・・
その後は各自自分の畑でしばらく作業です。
8月に比べると雑草の勢いがかなり衰えた様子??畑の管理が少しやりやすくなってきたかな・・・
本日はすぐにタイムアップとなりました。
温泉~夕食へと進みます。
先月に引き続き、夕食は野外でのバーベキューパーティー!!
水餃子とお好み焼きのメインディッシュに焼きそば、なすなどの自然食材も加えてのバーベキューです。竹さんは料理はいつも真剣!! 食材を有効に、よりおいしく食べることへのこだわりが感じられます。食材をおいしく食べるための幅広い知識にも脱帽!! 私たちも見習いたいものです。どれもおいしかった!!