2013/10/19

あずみの自然農塾10月1日目

 
 10月19日(土) 曇り

 ・明日の天気予報が雨なので、本日できる限り稲刈りをやってしまう
 ・自然農塾で田植えをした田んぼはまだ稲刈りが出来ないので、イセヒカリを植えた田んぼの稲刈りを
  することになり、シャロムヒュッテを出発

 1 稲刈り

  (1)稲刈りの時期
    ・稲が3分の1~2分の1枯れたら、刈る
    ・天日干しで3週間から1ヶ月間ゆっくり乾燥させると、その間に茎の栄養素が実に入り、
     熟成し美味しくなっていく

  (2)ノコ鎌の使い方
    ・絶対に怪我をしないように、手の甲をノコ鎌の方に向けて稲株をつかむ
    ・ノコ鎌を下に向けて全体で引いて刈る、絶対に上に向けない

  (3)稲束の結び方
    ・3株を1つにし、時計の10時の方向に置く、次の3株を1つにし、切り口から15センチ程の
     ところが重なるように12時の方向に置く、次の3株を1つにし14時の方向に置く
     順に扇形に置いて合計9株で1束にします
    ・3~4本の稲ワラを両手とも上に向けて持ち、稲束の切り口から15センチ程のところに
     上から当てる
    ・そのまま両手でぐるっと稲束をかかえ、結びワラを持ったまま裏返しにし、膝で押さえ、
     ぐっと締める
    ・締めたまま手で持って、稲束をグルグルまわしきつく締めていく
     きつく締まったら、結びワラの端を縛ったワラの輪の中に差し込む
     落穂を後から差し込むと少し締まる
    ・相当きつく縛り、輪の中にしっかり差し込んでおかないと、この後干そうとした時に
     緩んでしまってやり直さなきゃならなくなる
     又、天日干しは2週間で約10%水分が抜けるので、緩いと稲が抜け落ちてしまう
    ・稲ワラの代わりに麻ヒモで縛ると、切れないのでぎゅっときつく縛ることが出来る

 2.稲架(はざ)かけ

  (1)稲架の作り方
    ・両端は3本の支柱、中間の支柱は3~4mおきに互い違いに、ハの字に組んでいく
     こうすると横風に対し強くなる
    ・稲束の重さが約60kg、雨に濡れると100kgになるのでその重さに耐える強さが必要

  (2)稲架かけ
    ・稲束は、左右に2:1,1:2に分けたものを、交互に掛けていく
     その際、結び目(デベソ)を同じ方向に向くようにする
    ・2:1,1:2に分けた1の方を垂直にし、前の稲束の隙間に入れるようにすると良い
    ・2段に掛けるときは、2段目は1:1に分けてへこんだところに載せていく
    ・1反当たりの収量は全国平均7表、長野は10表、自然農の場合そこからマイナス2表程度

  ・無事稲架かけが終わったところでとっぷりと日が暮れていました
  ・心地よい疲労感と共に皆で温泉に向かいました
  (写真が1枚も無くてゴメンなさい)

                                    レポート担当 田中徳光