2日目(2014/03/20)
<エコツアー>
朝の7:00からシャロムヒュッテの敷地内を散策。近くにある幼稚園を見学し、その後は、畑の見学。その畑では、10cmくらいの霜柱を発見しました。朝の寒さをその霜柱で改めて実感。ただ、その寒さによって空気がシンとして周りの景色がきれいに見えました。
<種まき>
<種まき(ポット)>
○セルトレイの場合
昼食後、コンパニオンプランツの説明を聞き、各自で栽培するものを決めました。その後、感想を皆で述べて終了。
<燻炭作り>
燻炭とは、もみ殻を燻し焼きして炭化させたもの。ただ、炭とはpHが異なり、燻炭はpH8、炭はpH9以上。燻炭は、アルカリ性なので酸性の土を中和出来、土壌を改良することや通気性や保水性が増し、微生物の棲みかとしても利用され、連作障害や疫病の予防にも利用できます。
○燻炭作りの手順
①窪みをつくる(今回は、既に作られていた窪みで燻炭づくりをしました。)
↑窪みをつくるのは、燻炭が風で飛ばされないようにするためです。
②新聞・紙等を地面の上に敷く(火が着きやすいように、濡れ防止のため)
③スギ・マツ等を乗せる。(着火しやすいものを乗せる)
④小枝・枝を乗せる。
⑤風上から火をつける
⑥火が全体に付き、ピーク時に煙突を乗せる
⑦もみ殻を煙突の周りに巻く。
↑煙突の先にスギの葉などが炭になるくらいがBSET!
⑧かぶせたもみ殻の上部が炭になった際、下部にあるまだ炭になっていないもみ殻を上部に移動させる。
↑煙突から白い煙がでるまで。
⑨表面に黒い斑点が出てきた際に、全体を撹拌させる。
⑩8割くらい焼けた後、煙突を外し、その後も撹拌させる。
⑪冷めてきたら山を作り、中心に窪みを作る。その窪みに水をいれ、全体に水がいきわたるように混ぜる。これを何回か続ける。・・・・・・・・・・・・・・・・以上で終了。
<種まき>
種まきは通常冬に巻き、越冬させ、根を張らせる。ただ、寒い地域は春も冬の様に寒いため、春に巻くこともある。種は一定期間寒い所にいないといっぱい発芽しない特徴がある。また、オクラ等背が高くなる植物が生えている間に豆系をうえるのはGOOD!(豆系が育ってきた際の支えになるため。)
種:エンドウ豆6粒+ライムギ11粒、ソラマメ3粒
植える時のポイント:収穫する時に出来る実の数と同じくらいの数を巻く。
↓
○植える際の手順
①植える場所を決める
②草をよける、かき分ける
③土を円柱の形で抜き取り、その後、穴の底を整える
④種を入れる
※種の向きを考えながら+種をとる際は、素手できれいな状態で。植える際は軍手で。
⑤土を戻す
※地上にあった草などが入らないように!(地下に入った場合、醗酵し、違うものが生えてくる可能性がある。)
⑥草を戻す
<種まき(ポット)>
◆ポットに入れる土づくり
腐葉土を数センチとり、篩にかける。篩に残ったものはとっておく。篩にかけられたものは、その量の1割分くらいの量の燻炭をいれる。そして、種まき培養土を入れ、水分量が60%くらいになるように調整しながら水を入れる。←手で握ると団子が出来、その団子は手の中で揺らすと崩れるような硬さにする。
水分量の目安:握って水がでると70%、団子にならないもの50%以下
○種まきの手順
①ポットの底の穴に、篩に残った落ち葉などを入れる。
②◆で作った土を入れ、外側を指で鎮圧する。←畑の土と同じくらいの固さにする。
③豆を入れる。
種を入れる際のポイント
ソラマメ:直立ではなく、お歯黒が立つようにし、根が出る反動で外に出ないように鎮圧。スナップ豌豆:根が出る方向を下にし、新しい土を入れて鎮圧。畑と同じ硬さにする。
○セルトレイの場合
まんべんなく土を入れ、種を入れた後もまんべんなく水をあげる。←初めて行う人は、土の量も箇所ごとに異なり、水のあげる量も箇所によって違いが出てしまい、芽の出方が異なってしまうため。
水をあげ終わった際は、新聞紙などで全体を覆い、乾燥を防ぐ。
水揚げのポイント
昼間の暖かい時間帯。冷たい水はNG。
昼食後、コンパニオンプランツの説明を聞き、各自で栽培するものを決めました。その後、感想を皆で述べて終了。