午前 田んぼで種まき
柏矢町の田んぼへ移動。
昨年先輩の塾生さん達が稲刈り前に蒔いてくださった
大麦若葉、レンゲなどが茂っている。
通常の田んぼでは見られない、これらの草が土を耕し、
乾燥を防いでくれていた。
稲は寒さに弱いので、寒冷地である安曇野では、
お米の幼稚園である『苗代』で自立出来るまで稲を育てる。
≪苗代への種蒔き≫
1、苗代に被せてあった藁を除けると燻炭の蒔いてある黒い土が出てくる。
他の植物が生えないように表層1㎜位の土を除け、平らに整地する。
2、指の間から種籾を土に蒔き、手作業で丁寧に間隔が均等になるように並べ直す。
3、種籾の半分が土の中に沈む様に、指で種籾を押し込む。
4、掌を擦り合せて土のダマをほぐしながら、まずは種籾が隠れる位に土を被せる。
さらにもう一層土を被せ、種の2倍の厚さの土が均一に被っている状態にする。
5、掌や鍬で土を抑えて平らに鎮圧する。
6、ネズミ除けや保温の目的で燻炭を蒔き、もう一度鎮圧する。
7、細かく刻んだ藁を蒔いて均してから、藁の束を元あったように被せる。
8、安曇野は寒冷地なので、さらに不織布を被せ、風で飛ばないように端をペグで固定。
木や竹を乗せて抑えて完成。
大まかな手順は上記の様になるが、一つ一つの作業をとにかく丁寧に行う。
今日の感想会でよっちゃんが話された言葉をお借りすると、
『日本人としてお米に対して礼儀を尽くす』 そんな儀式のような野良仕事だった。
午後 春野菜の種蒔き、苗の植付け
≪昨日立てた畝にレタスの種蒔き、≫
1、上に被せていた草を除け、平らに整地して鎮圧。
2、間隔が1㎝位になるように種を蒔く。
3、種の厚さの1~2倍の土を被せる。
4、掌と鍬で鎮圧。
5、厚すぎないように注意しながら、
除けた草を戻し被せる。
≪各自の菜園区画で種蒔き、苗の植付け≫
各自の菜園区画の場所が決まり、各自の菜園プランに従って野菜の配置を決める。
ネギ、キャベツ、レタス、ハツカダイコン、カブ、ニンジン、ジャガイモなど、
それぞれの野菜に合った種の蒔き方、苗の植付け方を竹さんが解説。
竹さんの真似をしながら各自の菜園区画で実践。
竹さんはいとも簡単に美しく、畑に種や苗を下ろしていくのだが、
自分でやってみると上手くいかない・・・。
かなり苦戦はしたものの、種や苗の成長を願いつつ、
畑に夢中になれて本当に楽しかった。
皆さんのおかげで幸せな時間を過ごせました。
ありがとうございます。
ひらのん♪